日本から戻ってきて2日間だけ出社して、やっと時差ぼけがなおった11月9日の月曜から昨日11日までベルン出張でした。ドイツに戻ってから晴れ間がほとんどなくて、この日も小雨でした。最高気温5度。
11日の夕方にドイツに戻って、駅まで由美子に迎えに来てもらって荷物を積んで帰る途中、6時までの約束で友達と遊んでいる京平を引き取ってから家に帰ろうとしたら、「聖マルチン祭の火を見てから帰りたい!」というので、ちょっとつきあいました。参加する子供たちはたいてい幼稚園とか小学校低学年で、このおじいさんと孫娘みたいに提灯を持っていくのが伝統的な参加の仕方です。聖マルチン祭の由来とかよく知らない。
これは小学校の駐車場でやっていて、近くには消防の人たちが待機しています。
そういえば、京平が幼稚園の時に私をのぞく家族みんながこの聖マルチン祭に行って、それでみんな風邪を引いた。ちょうど寒くなり始める時期の夜にやるんだから。
ベルンからの帰りにフランクフルト駅で本屋をのぞいたら、雑誌『Focus』がインフルエンザ特集。とうとうドイツでも街中でマスクが見られるようになるのか?と思って買った。家に帰って見せたら、先週の新聞でもマスクをして歩く光景が第1面の記事として取り上げられていたそうです。この写真で、下になっているのがその新聞。
ドイツにはマスクをする習慣がこれまでなかったので、とても奇異に映るらしい。マスクをしていて怒鳴られた日本人の話は、前にも由美子が知り合いの体験談として聞いていました。たぶん前にこの日記で書いたかな? 京平の友達 Kくんが先週熱を出して、念のためマスクをして医者に行ったら、マスクのことで医者にかなり怒られたらしい。
新型インフルエンザ報道についてはこれまでやや控えめだったドイツも、これでいっきに厳戒態勢なんでしょうか。きょう周平の通う現地学校の校長先生から異例のインフルエンザ対策の通達メールがきました。いまのところ、その学校での発症件数は2件だそうです。