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2009年 03月 27日
仕事に私用に、イベント山盛りの2週間でした。
3月18日の水曜日は周平の12歳の誕生日。思いがけない打ち合わせが夕方16時半から入ったが、息子の誕生日のため、といって早めに切り上げてもらう。私たちからのプレゼントは、今年は遊びの道具でなく勉強用の椅子。 3月19日はスイスのベルンに日帰り出張。同僚の運転する車でフルティガーさんと細かい点を打ち合わせて夜10時に帰る。フルティガーさんの元気そうな姿が何より。 3月20日金曜日はうちの母の誕生日、朝一番に新潟に電話。会社ではバタバタと飛び込みの仕事を片付け、一週間休暇だから後は任せたよーといって忙しい一週間を乗り切り、休暇に突入! 夕方にフランクフルト空港まで行って、私の長年の友人である活版印刷の職人さん、 嘉瑞工房 の高岡重蔵先生・昌生さん親子を出迎えました。ワインを開けて夜中まで話し込む。 21日土曜日の朝は家でゆっくり。家の前にある木にカササギが巣を作っているようすをボーッと眺めながら書体の話など。 22日午前10時すぎには、日本から前日の晩遅く到着した立野さんも合流、家でお茶をしていたら京平が「サッカーしよう」という提案をした。午後にツァップさんのところに行くまで間があるから、1時間くらいならいいか、ということでみんなで近所の公園へ。ドイツでの重蔵先生・昌生さんの一番の希望は、ツァップさんにお会いしていろいろ質問することだったので、足首をひねったりしないように気をつけましょうなんて言っていけど、始めてみると、みんなけっこう本気になって走り回り、昌生さんは転倒、私も汗をかく。その後着替えて昼食をとって車に乗りツァップさん訪問。翌23日にはフランクフルトに残る旧バウアー鋳造所、旧ステンペル鋳造所の建物を見てから活版印刷工房訪問。八十八歳の重蔵先生は昼間は歩いているか見学などで立ちっぱなしなのに、毎晩夜中まで私と昌生さんと活字談義で、まったく疲れ知らずです。 24日からは高岡重蔵先生・昌生さん親子、立野さんと私の4人でロンドンへ。ロンドンでも初日の24日にホテルに荷物を置いてさっそく古本屋さん、二日目にはロンドンのカリグラファの友達と立野さんの友達と合流して活字博物館。夕方はちょこっとだけ買い物をする時間を作り、去年の10月に探して見つからなかったトーストスタンドをセルフリッジズでようやく見つけて購入。由美子へのお土産ができた。 25日には午前中にロンドン郊外の住宅地へ地下鉄で30分くらいかけて行く。ゾーン4だからかなりはずれのほうです。そこに嘉瑞工房の創設者井上氏の家があって、一行でそれを見に行こうという計画を立てたため。大戦中の爆撃で家は建てかわっているけれど、それでも見ようということになり、風が強く小雨も混じるなかを駅から15分くらい歩いてその家に到着した。ここから日本の欧文印刷の歴史が変わったのか! 個人的にはとてつもなく感激だけれど、普通の家だから、周りで日本人が数人カメラを持ってウロウロしていると他人の目から見て変です。家の窓から1歳半くらいの女の子がこちらを見ているので、私が笑顔で近寄って女の子に手を振り、呼び鈴を押し、出てきたお父さんにわけを説明して笑顔で承諾をいただいてから写真を撮らせてもらいました。家の人は一度引っ込んだけど、女の子が私たちに興味を持ったらしくてまた出てきたので玄関先でお父さんとちょっと立ち話をして握手をして子供も一緒に写真を撮る。なんだか家族ぐるみのつきあいができたみたいな感じ。重蔵先生と話しながら行く駅までの帰り道はとても幸せな気分になりました。 あとは地下鉄に乗ってロンドン中心部まで戻るという予定でしたが、駅の近くに、英国図書館の新聞だけを集めている建物があり、予定外だけど入ろうということになって入り口で交渉して入れてもらい、検索の仕方を教えてもらって重蔵先生の誕生日の新聞記事などをプリントアウトしてきた。午後は河野英一さんの案内で活版印刷工房を訪問。古い活字を使っていても現代的なセンスがきらりと光っているので「うまいねー」と皆がうなる。これはそこにあった木の活字。 最終日の27日は昼過ぎに昌生さんは日本に、私はドイツに帰るので、午前中いっぱいを私が企画したロンドン文字見物ツアーにあててロンドンの旅は終わり。 非常に濃い、活字三昧の一週間でした。
by akobayashidnikki2
| 2009-03-27 12:02
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